内容説明
1936年生まれのおかっぱ頭の少女は父の赴任地パリで暮らすことに。パリの魅力を知りつつあった少女に、戦争が容赦なくおそいかかる。おかっぱからボブへ、フランス語通訳として活躍する著者のエピソードたっぷりの一冊。
目次
第1章 三つの祖国(フランス・ドイツ・日本)(一路パリへ;第二次世界大戦が勃発;ドイツ・ズッコウ城へ ほか)
第2章 思い出すままに(それは偶然から始まった;日本で見つけたパリ;クール・デュパンルへ ほか)
第3章 私の人物交流記(通訳の仕事を始めて;三位一体―三人の神父)
著者等紹介
福岡澄子[フクオカスミコ]
1936年(昭和11年)大連生まれ。パリ、クール・デュパンル入学。雙葉学園高等学校、学習院大学文学部仏文科卒。同学在学中より国際会議等の仏語通訳・翻訳に従事。1972年~77年、夫の転勤によりギリシャ・アテネに5年間在住、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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またゆき
2
フランスで生まれた著者がドイツと日本の敗戦を経験しながら帰国したことを語った一章は面白い。お父さんがソ連兵に連れていかれる度に今回こそはアカン と思うのだが、無事に皆揃って日本の土を踏めてよかった。 二章前半はあんまり面白くなかったが、後半の独仏在中の際に身を寄せていた場所に作者が再び訪れるあたりはよい。旧知の方やその子孫にここまでほいほいと会えるのは運がいいではすまないレベルではないだろうか笑 そしていろんな人とすぐ知り合いになれる著者の行動力も凄い!2013/05/11
kimikimi
0
彼女の子供の頃からのお話。増々フランスへ行きたくなってきてしまうけど、円高で難しい。2023/11/17
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