内容説明
ザ・スミスからアンダーワールド、ブンブンサテライツ、スピッツまで、音楽と恋にまつわる、ささやかでちょっと不思議な4つの物語。
著者等紹介
尾花ゆきみ[オバナユキミ]
1963年東京生まれ。出版社勤務を経て、1992年『水花姫』(太田出版)、1998年『海の星』(原生林)、1999年共著『たまご野郎の冒険』(ブックマン社)を上梓
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
10
別れた恋人のことを忘れられない結子はある日なじみのコーヒーショップで不思議な老人と出会う…表題作。高橋薫は誰もいない長家がお気に入りだった。ところがある日そこにモチヅキコウタという青年が越して来る。「女が嫌いだ」と言っていたコウタだったがある場面を見てこっそり薫は彼の家から桃を盗み出す。「ザ・スミス」の音楽が登場する「桃ドロボウ」奈未の側から描いた恋愛もの「1999年の夏」その相手夏樹の側から描いた恋愛もの「2000年の夏」など4編収録。4つめの表題作が一番ファンタジー色が強い。2001/12/16
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