内容説明
時は室町時代。禅僧一休は、ある日十七年前に近江で命を救ってくれたお冴と京の郊外で再会する。お冴は盗賊の女首領になっていた。二人はまた逢う約束をするが、彼女は何者かの手によって誘拐されてしまった。京の裏社会を仕切る孫八の手を借りてお冴の捜索にのりだすが、彼女の誘拐が最近倶利伽羅峠山中で起きた砂金強奪事件と何らかの関わりがあることが判明。事態は思わぬ方向へ動き出す―。
著者等紹介
平野純[ヒラノジュン]
作家・仏教研究家。東京生まれ。東北大学法学部卒業。『日曜日には愛の胡瓜を』で第19回文藝賞を受賞してデビュー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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