内容説明
定評あるベテランから気鋭の若手まで、個性豊かな作品を生み出し続ける、現代の九谷焼作家93名を紹介します。作品にして260点以上。「現代」から入る九谷焼の新しい入門書です。
目次
加賀(加賀九谷の歴史と特色;加賀江沼・陶画工の系譜 ほか)
小松(小松九谷の歴史と特色;小松・陶画工の系譜 ほか)
能美(能美九谷の歴史と特色;佐野・陶画工の系譜 ほか)
中特集 福島武山とその一門(赤絵で食べていくということ(福島武山)
座談会 福島武山一門の綺羅星 ほか)
金沢(金沢九谷の歴史と特色;金沢・陶画工の系譜 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
66
さらっと読み。以前少しだけ九谷焼きの売り子だったので、興味再び?で借りました。若い女性の職人さんも増えていてきゅんとする作品も目立ちました。隙間なくお花が描かれた香合とか好き(河田里美さん)。染付けの淡く優しい雰囲気の藤の絵付けの大皿も素敵だった(木戸優紀子さん)。私の好きな中田一於さんのすき透るキンとした器も出てて嬉しかったです。4代徳田八十吉さんのオレンジが入った「猩々」が新鮮だった。生で観てみたいな。 2019/04/21
就寝30分前
34
ほぼ現在の九谷焼の上絵作家を網羅してます。大御所の方で出てない人もいますが。全国どこの焼き物も総じて斜陽傾向にあるんだろうけど、なんとかそこから脱却したいと、作家の方から現代感覚に迎合して来ている気がします。伝統だけじゃメシは食えないということでしょう。ただ現代アートの世界でも注目される人も出てきました。例えば、知る人ぞ知る『見附正康』さん。騙されたと思ってインターネットで検索してみて下さい。これが手描きとは信じられませんから。2019/05/29
mamaboo
2
目の保養になりました、本物が見たい。2019/03/10
-
- 洋書
- Always Be