目次
グラビア いざ、美人画の彼方へ
松本潮里
平野実穂
オードリー川崎
紺野真弓
ひらのにこ
加藤美紀
マツオヒロミ
松浦シオリ
平凡・陳淑芬〔ほか〕
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
34
美人画というよりは美少女画が多い。女流作家の作品が多く、男なら理想の異性を懸想している気配があるが、同性が描く麗人のイメージに「処女性」とは違う、女性の形(なり)をしているが、ユニセックスな空気を感じる。 各作家の数葉の作品とインタビューにページを割かれ、画集というよりは紹介カタログ的な一冊。2017/12/12
ひめありす@灯れ松明の火
32
この人のいいな、もうちょっと見たいな、と思わせる所でぱっと次の人に切り替わってしまっている。もっと見たければ続きはそれぞれにコンタクトをとってね、という事なのかしら。けれどもその継ぎ接ぎの仕方が秀逸で決して嫌な感じではない。薄絹の下の深窓の令嬢の様でも、赤い格子の奥の花魁の様でもあって、一冊の本が可憐な無垢さとあどけないみだらさを併せ持っている感じで正しく美少女でした!こうして見るとイラストと絵画と、写真の継ぎ目ってどこにあるのかな。今はもうその隔たりってなくなってしまうのではないかなと思わせる一冊でした2019/01/13
那由多
12
一度は目にしたことのある、有名な方ばかりの美人画。美人画、なんていい単語なんだ。妖艶、儚さ、透明感、私が求める美人画の絶対要素を含まない物がない。すべてストライクゾーン。今まで意識してなかった、内田すずめさんは『ゆびきり』『業火』で再発見した気分です。本吉康成さんのコラム『美人画とイラストのあいだ』も良かった。2019/06/02
Wisteria
6
眼福眼福♡作家さんたちの寄稿は???となる部分も多く、やっぱ変わった人が多いなーと思った。2019/01/17
まこにぃ
5
美人画というと浮世絵などの古い絵を思い浮かべるが、本誌は現代的なものが多かった。 手法ではなく感情で彼女達は美人画か否かが決まるのだろう。 描き方も問題ではない。油絵もアクリルもデジタルもあった。はっと息を呑むほど怖いものや、思わず見惚れるほど美しいものもあった。 きっと各人が開く個展は、その人の理想を詰め込んだ素敵なものなのだろう。2018/06/27