内容説明
まず“ありのまま”を見よ!癒されない、慰められない、痛いところを突きまくる。でもクセになる…。“毒舌の極み”ブッダの名言集。
目次
世間
プライド
財産
愛情
家族
神
死
著者等紹介
平野純[ヒラノジュン]
作家・仏教研究家。1953年東京生まれ。東北大学法学部卒。1982年『日曜日には愛の胡瓜を』で第19回文藝賞を受賞。作家活動と並行してパーリ語、サンスクリット語を習得し、仏教(仏教理論と現代思想の関わり)を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そんれい
13
「身体は手足のついたクソ袋である。」 ブッダの言葉を「世間」、「プライド」、「財産」、「愛情」、「家族」、「神」、「死」に区分した発言集。お気に入りの言葉は、『「自己に打ち克つ」とは、自分や他人について「それは自分のものである」という考えに打ち克つこと。』 2019/11/02
ATS
12
★☆☆きちんと出典を書いてほしい。ブッダはとらわれるなと言ってますが、この本に書いていることにもとらわれてはいけない。2018/11/16
マープル
5
やや安易な構成の本で、1ページに数行の言葉があるだけで、ものの15分かそこらで読める。出典がついていないので詳しくはわからないが、おそらく経典中からの引用だろう。ただし、そこは一種の「超訳」が入っていて、非常に読みやすい。たとえば「プライド」という言葉などは、通常の経典の訳には出てこないものだ。それだけにすっと入ってくる文章になっている。仏教の超初心者におすすめ。読書案内でもついていればなおよかった。2019/12/29
二階堂聖
5
ブッダは宗教家である前に一人の人間で、そんな人間ブッダのナマの人生観を伝える発言集とのこと。いわゆる通常のブッダの名言をあまり知らないので、本書の毒舌感はあまりわからなかったけれど、著者の前著、ブッダの生涯を描いたという『裸の仏教』は読んでみたくなった。『他人を打ち負かそうとして荒々しい言葉を使うな。 そのとき負けているのは、プライドの高いあなたなのだから。(P39)』2017/12/18
conyTM3
4
言い回しがあまり好きではない感じだったけど、内容はこれまでに読んで来た仏教関連のものと同様に良い。 納得できる事が多く、多少なりとも私も涅槃に近づきつつある?なんて言ってる時点でまだまだですね。(苦笑)2018/02/13
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