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色 Colors

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  • サイズ B6判/ページ数 91,7/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875863632
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

三山佳依から見たタイの色“山吹色・藍海松茶色”、日本の色“銀鼠色・里桜色”、そして、色であって色でない白“白練色”。プラープダー・ユンから見たタイの色“Magenta・Green”、日本の色“Orange brown・Pale blue”、そして、色であって色でない白“Ghost white”。

著者等紹介

三山桂依[ミヤマケイ] [Yoon,Prabda]
作家。横浜市生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。詩と小説の間をたゆたう言葉で紡いだ季節ごとの12篇を収めた短編集『おやすみなさい。良い夢を。』(講談社2011)でデビュー

ユン,プラープダー[ユン,プラープダー]
1973年生まれ、バンコクに拠点を置くタイの小説家・アーティスト。多数の小説、短編小説やエッセイのコレクションを出版。2002年に、短編小説集『存在のあり得た可能性(英題:Probability)』で、タイで最も権威ある東南アジア文学賞を受賞。他、映画脚本や、様々なアートプロジェクトにも協力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gamemaker_K

5
三山さんの方:どのお話も、テーマや設定は決して自分の好きなものではないのだが、語り口がとても自分の好みに合致していてものすごく不思議な読後感。「銀鼠色」が一番好きだな。ユンさんの方:どのお話も、テーマや設定がとても自分の好みにあっているので、原文で読みたい。「秘色」が一番好きだな。2015/01/31

htntmnr

2
国、性別、ジャンルが異なる2人の著者が織り込んだ4色の短篇。各々の5つ目「白」によって、縫い合わされる。 通気性豊かな各編の中には、著者の記憶や感触が、真綿のように詰まっている。 その肌ざわりは、物憂げな午後の微睡みをうずめる枕のように、やさしく心地いい。

tomoko

2
「移ろいやすいものだけを、私は美しくした」。導入のゼウスの引用がこの本全体を強く引き締めている。湿温度、手の感触、音、人間の生々しい感覚が、5色に分けられたイメージの中で言葉とたゆたう。それは著者の美術作品にいつも感じられる洋々とした世界と並行しているようである。白に近付いていきながら、日泰両国の著者が落ち合う構成の斬新さは、本を本に留めない美術作品足り得る役目を担っているように感じられる。それぞれの発色がどこか目にやさしいのは、著者の持つ透明な紗のような肩越しにそれを眺めるからかも知れない。うつくしい。

もち

1
両端から中心に向かうほどに色が薄くなっていく2015/12/27

knsh

1
染み入ってじわっと後に残る。プラープダー・ユンをこの本で知ったのだけれど、どれもとてもよかったと思う。2013/08/06

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