内容説明
谷川俊太郎・宇野亜喜良、はじめてのコラボ絵本。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生まれ。詩人。1952年第一詩集「二十億光年の孤独」を刊行。以来、詩、エッセー、脚本、絵本など幅広い分野で活躍しつづける
宇野亜喜良[ウノアキラ]
1934年愛知県名古屋市生まれ。イラストレーター。1960年代から挿絵、広告、絵本などのイラストレーションの仕事に従事し現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
106
☆5.0 宇野亜喜良が線引を施した華奢な少女の体に谷川俊太郎が口ずさむ“いろはにほへと”が纏わりつき馬乗りにになり鞭打って、みしらぬ宇宙へと羽ばたき虹色のゴールテープを突き抜ける。 2021/06/18
コットン
73
寛生さんのオススメ絵本。谷川さんの難しい詩です。「かぎりないときのながれ」とか「ひとはゆめできぎとまぐわい いわにくちづけほしぞらにとけ」という箇所が荘子の思想を思わせました。宇野さんのイラストはいつ見ても素敵で見飽きない!2016/01/11
寛生
65
【図書館】デリダが、人間の目は一生変わらないんだということをいっていたと思い出す。《私》が誕生する時に他者の目が私を見つめる。私が逝く時、そこにも他者の目はある。赤ん坊である私がようやく歩き出す時、そこにも他者の目が私をみつめてくれている。他者の目が安心感をくれる。赤ん坊である私が後ろを振り返る時、他者の目が私を支える。《私》の目が私の目なのは、他者が私の目を見つめてくれるからだろうか。私が苦しみと悲しみに打ちひしがれ、涙を流す時、その沈黙のなかで、他者の目が私を見つめてくれている。谷川が言う永遠の目。2015/05/20
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
61
85/100点 谷川さんの詩と宇野さんのイラストとのコラボレート。谷川さんの生命と宇宙を謳った一編の詩も素敵ですが、それを切り取り描く宇野さんの官能的で耽美なイラストが際立った、素晴らしい作品です。本当にステキな大人の絵本!2017/05/19
Vakira
55
大きな瞳は魅力的に見える。幼児や子供は顔の大きさに比べ瞳が大きい。そうか、魅力的ではなく守ってあげたいのか?可愛いと思う気持ち、父性本能?いやそれだけじゃない。エロスの匂いもあると思う。僕だけじゃない。多分男性の多くはそうなんじゃないかな~Why?世の中で一番速い速度である光。この光を外的情報源として発達した瞳。更には瞳孔の機能。興味のある物、好きな物を見ると広がる瞳孔。大きな瞳で見つめられたらそれはそれは好意の徴。光の速度で好意の徴。瞬殺で魅かれます。この本、宇野亞喜良さん、谷川俊太郎さんと初共作。2021/01/21
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