内容説明
気迫の書、品格の書を目指し、天真爛漫の境地へ―。自らを「線の行者」に任じた小坂奇石が歩んだのは、高い心と、高い技術に支えられた本格の道であった。生み出された作品群はいまも、「21世紀の新古典」と言うべき輝きを保ち続けている。
目次
作品選(一九二六~一九六七;一九六八~一九八一;一九八二~一九八九;古典臨書折手本)
資料(小坂奇石のことば;フォトアルバム;年譜)
著者等紹介
小坂奇石[コサカキセキ]
1901年、徳島県海部郡三岐田町(現・美波町)に生まれ、1991年に奈良県で没した。十六歳で黒木拝石に師事し、戦前は東方書道会で、戦後は日展・現代書道二十人展などで活躍した。昭和2年関西書道会で入賞。昭和10年第4回東方書道会展で特選を受賞。以後、4年連続して特選を受賞。昭和23年第5科(書)が新設された第4回日展に入選(第3席)。昭和25年第6回日展で特選を受賞。昭和42年大阪(府・市合同)芸術賞を受賞。昭和45年日展文部大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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