内容説明
お写経をしている間は、見失いがちな自分の心との対話の時間です。真実の対話とは、自分自身を深く見つめることなのです。写経という“行”が大切です。心に思うだけ、頭で理解するだけではなく、体を使うこと、身をもって会得すること、これを仏教では“体解”といいます。本書は、その体解への入門書です。
目次
1 『懴悔文』
2 『三帰三竟』
3 『開経偈』
4 『般若心経 空のこころ』
5 『舎利礼文』
6 『回向文』
付録 毛筆写経シート
著者等紹介
山田法胤[ヤマダホウイン]
1940年岐阜県生まれ。龍谷大学文学部仏教学科卒業。1956年薬師寺に入山。橋本凝胤師に師事。1964年厚生省慰霊団団員として、アッツ島ほか戦跡各地を巡拝。1990年喜光寺住職に、2009年法相宗管長・薬師寺管主に就任
小林逸光[コバヤシイッコウ]
1958年大阪府生まれ。甲南大学卒業。廣津雲仙に学ぶ。25歳で日展に初入選する。2002年中国上海市の呉昌碩記念館で上海市書法協会の協力を得て、一光書法会上海展を開催。大阪女学院高校より依頼を受けて聖書の「マタイによる福音書」の一節を揮毫する等、関西を中心に幅広く活躍中。現在、日展会友。墨滴会事務局長。産経学園書道講師。一光書法会代表。薬師寺東京別院書道講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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