内容説明
書道出版界をリードしてきた二玄社の編集者として積み重ねた、西川寧・青山杉雨をはじめとする書壇のトップ達との深く長い親交の数々。書き綴られる想い出の一端は、書に人生を捧げた書人達の記憶を、後世へと伝える橋渡し。「書壇の生き字引き」が贈る、書に人生を捧げた書人達の記憶。
目次
『書品』の編集室
春海・翠軒・桑鳩
青鬼と赤鬼
田近憲三と江田勇二
槐安高島菊次郎
七人の侍事件
書道講座の編集
京都学派
京都学派と白川静
二つの故宮博物院
コミュニケーション・ツールとしての書〔ほか〕
著者等紹介
西嶋慎一[ニシジマシンイチ]
昭和11年、東京に生まれる。昭和34年、早稲田大学教育学部卒業。二玄社に入社し書道出版に従事。書跡名品叢刊、日本名品叢刊、敦煌書法叢刊、中国篆刻叢刊、書道講座・書道技法講座他の企画編集を行う。西川寧、青山杉雨の知遇を得て、その全著作を編集。神田喜一郎、中田勇次郎、白川静の書作をも手がける。その傍ら、昭和蘭亭記念展、中国書跡名品選、西冷印社展の構成に携わる。平成12年、常務取締役で二玄社を定年退職後、文筆活動に入る。この年より、日本書芸院顧問として日本書芸院特別展観に関与し「海を渡った中国の書」他を構成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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