内容説明
学問と書作―それは西川寧にとっての両輪であった。中国書跡の深い研究はもとより、哲学や文学など、広範な学究に裏打ちされた西川寧の書は、彼の目指した「文人」の姿を具現し、書の原点を今に示す「21世紀の新古典」なのである。
目次
作品選(一九二七~一九五五;一九五六~一九六七;一九六八~一九七八;一九七九~一九八八;篆刻)
資料
著者等紹介
西川寧[ニシカワヤスシ]
明治35年1月25日東京に生まれる。大正9年3月東京府立第三中学校卒業。9月慶応義塾大学文学部予科入学。大正15年3月慶應義塾大学文学部支那文学科卒業。在学中、田中豊蔵、沢木梢、折口信夫の学に啓発される。4月慶應義塾大学文学部助手。9月(~昭和20年4月)慶應義塾大学予科講師~教授(漢文)。以後、書道家として活躍。数々の賞を受賞する。昭和30年5月前年に日展出品の『隷書七言聯』により日本芸術院賞を受賞。平成元年5月16日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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