内容説明
企業組織などのような人工的につくられた集団にあっては、それをうまく運営していく知恵とか工夫がどうしても必要となる。家族や遊び仲間といった集団ですら、それをまとめるには、それなりの工夫がいる。ましてや放置しておいては、うまくいきそうもない集団である企業組織などを効果的に運用していくためには、集団のリーダーが多くの知識を活用し、知性を使っていかなくてはならない。本書でとりあげているコミュニケーション・状況把握・人間理解などは、すべて人間のもつ知性のはたらきであるといえよう。それも、日本人の人間関係や日本人の意識の特性に立脚した知性のはたらきによるリーダーシップであることが大切である。
目次
人と人とをつなぐコミュニケーション
コミュニケーションの効果を高める法
命令のしかた・報告の受け方
職場でのよき人間関係づくり
衆知を集めるミーティングの運営法
管理者としてのリーダーシップ
リーダーシップを発揮する