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内容説明
鷹に殺される自分が、毎晩虫たちを殺している。よだかはたえきれず、天をめざすが―。表題作をふくむ4編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わむう
24
島本理生さんの「よだかの片想い」を読んだ流れで。何も悪いことをしていないのに醜いというだけで存在を否定されるよだか。そんな醜い自分に食べられてしまう生き物を見て、自分が生まれてきたことが間違いなのではないかと絶望します。せめて死んで空に昇りたいと太陽や星に頼みますが断られてしまいます。自分の力で何とか空にたどりついた時にはもう命は尽きていました。死後はよだかの願いが叶ったのでしょうか。2019/12/11
anne@灯れ松明の火
20
友人の朗読会に参加。聞いた後、絵本を確認してみたくなり、図書館に寄った。「よだかの星」単独の絵本がなく、こちらの中のものを読んだ。絵は黒井健さんだが、挿絵はあまり多くない。表紙絵を見る限り、よだかがそれほども醜いとは思えない。それにしても、外見、名前など、自分の力でどうすることもできないもので嫌われるって、何て辛いことだろう。2025/10/18
ヒラP@ehon.gohon
20
宮沢賢治の「よだかの星」を追いかけていて、この一冊を手に取りました。 何人もの絵本作家がそれぞれにイメージ空間を作っている中で、黒井健さんの世界と、絵とは距離を置いた物語の配置で、作品そのものと向き合えたように思います。 4編の作品が収録されていますが、今まで読んだことのない「林の底」と出会えたことも収穫です。 最後に付された解説も良かったです。2024/06/09
海(カイ)
20
【図書館】映画『さいはてにて やさしい香りと待ちながら』を見て、『よだかの星』の本が出てきて、気になって、検索したら、何冊も絵本や児童書になっていて、大好きな黒井健さんの絵本で読んでみた。実際によだかがどんな鳥なのか、画像検索で見てみたけど、黒井健さんの絵のような、かわいい鳥だった。このお話は、ちょっと悲しい。2016/06/07
朗読者
18
ヨルシカの「靴の花火」を聴きながら、この曲がオマージュしている「よだかの星」を読み直してみたくなりました。ひたむきさ、懸命さ、大切ですね。忘れかけているものを思い出させていただきました。2024/10/21




