内容説明
最後の家族が島をはなれ、オイノ島は無人島になった。島にひとつしかない公衆電話は、船の事故や故障で助けをもとめにやってくる人たちのために、のこされた。島を出て、ふた月。新しい生活をきずくためオイノ衆は、親も子どもたちも必死だった。ある日、久助村長は、島に電話をかけた。すると、なつかしい波の音、家の木戸のなる音がきこえてくるではないか…。村長は、オイノ衆に島の話を手紙でつたえはじめた。小学中級から。
感想・レビュー
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Squirrel
5
最後の家族が島をはなれ、オイノ島は無人島になった。島にひとつしかない公衆電話は、船の事故や故障で助けをもとめにやってくる人たちのために、のこされた。島を出てふた月、村長は島の公衆電話に電話をかけてみた。すると・・・。著者はある新聞記事を見て、この話を書き上げたようです。私には故郷はないが、この本を読んで故郷を思い出す人も多いと思います。2023くもんのすいせん図書。2023/08/03
ミッキーまま
1
島のものがいなくなっても島はずっとここにおる、みんなの心の中にずっとおる、と 島が言っているようで じんときた。2017/04/06
しんどー
0
★32017/11/20