内容説明
飛鳥のふるさとが、いま蘇る。かつての百済や新羅など、歴史のふるさとの風景、風物をたどりながら古代日本に多大な影響を与えた文化遺産(国宝級の出土品、建造物、石塔、仏像、陶磁品)を華麗に紹介する。
目次
雪岳山秀景
古都めぐり
石塔の国
翡色の美
王陵の里
渇仰の世界
大正・昭和美意識の証言
歴史のなかの伝統美
韓国美の流れをたどる
大韓民国国宝メモランダム
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
9
【読書で世界一周】新羅時代に作られたエミレの鐘には、悲しい伝説があった。鐘作りのための寄付を求められた貧しい女性が、お金がないのでかわりに娘を差し出した。何度も失敗していた鐘作りが、その娘を投げ入れることで成功したという。鐘の音が「エミレ」と聞こえた。このエミレ、母という意味らしいが、本書では「母のせい」ともう一歩踏み込んだ訳になっていてぞっとした。新羅の王、文武の墓は海中にある。死んでも龍になって倭寇から国を守るという遺志で海中に作られた。死んでも国の事を思う指導者がいるということにぐっときた。2025/01/27
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