「身毒丸」「草迷宮」―岸田理生戯曲集

「身毒丸」「草迷宮」―岸田理生戯曲集

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  • サイズ B6判/ページ数 148p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875745723
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0074

内容説明

身毒丸―継母に家を追い出され、盲目で地獄をさまよう日本古来の伝説のヒーロー、「しんとく丸」を寺山修司が現代の物語として書き下ろし、それを岸田理生が家という制度の中での母と子の禁断の愛というテーマで新たに書き直した。草迷宮―母への憧憬を胸に唄を探し求めて彷徨する青年がたどり着いたのは、妖怪に守られた美女の棲む荒屋敷だった。泉鏡花の文体を生かしながら、夢の中での禁断の恋の物語として岸田理生が見事に劇化した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小魚小骨

1
『身毒丸』考えるだけで気分がブチ上がる作品。とはいえ触れているのは舞台映像が主で、文字で読むのは久しぶり。上演時との細かな違いが面白い。父親とせんさくの存在がより濃くて、家の呪縛が重い。家族が多様化する現代も、かくあるべしの苦しみは普遍。だから時代を超えて響き続けるのだろうな。寺山修司との共著(を更にリライト)。2024/05/30

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