ラヴ・レターズ

ラヴ・レターズ

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  • サイズ A5判/ページ数 91p/高さ 20X16cm
  • 商品コード 9784875745501
  • NDC分類 932
  • Cコード C0374

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

94
はじまりは可愛らしいひらがなの手紙。「これからはlがdよりせがたかくなるようにかきます」なんていうのが微笑ましい。愛ってなに?これは嫉妬?あなたも性のことを考えてる?そんな幼い疑問が往復する手紙の文字の後ろに隠れている。「オズの国をさまようような、ぼくたちの成長の過程」そこを乗り越えアンディーは輝かしい人生をいく。対するメリッサの生きづらさ。可笑しくて、危なっかしくて、やれやれと思って見ていたメリッサが、徐々に助けてくれる人を求めながら湖に沈んでいくさまに胸が痛くなる。人生は短くて長くて、そして残酷。2017/01/20

たまきら

14
表紙がかわいい。1930年代、幼い少年と少女のかわいらしい手紙の往復で話が始まります。愛情深い家庭で育てられ、学ぶこと、手紙を書くことを楽しむ彼と、お金と地位はあるもののアル中の両親、性的虐待をしていたと思われる義父の元で育ち、不安定な彼女。二人の人生はすれ違い、苦い手紙が増えていきます。日本の登場の仕方にはカチンときますが、キリスト教も信じていない異人種のことを当時の上流階級出身者はこんな風に考えていたのかもしれませんね。2015/12/15

charuko

1
幼なじみの恋人たちの数十年にわたる往復書簡。出会いと別れ、再会。激情的で気まぐれなメリッサを愛しながらも、まっとうな人生を選択したアンディの孤独は深い。名戯曲。2010/11/18

0
これでいいんてすか。2016/11/27

金の豚

0
名作の存在をずっと知っていたけど、読まないままでいた。ようやく手にいれて読めた。確かにこれは名作。男女のやりとりを手紙という言葉を交互に交し合う必然性のやりとりで構成したことは一つの発明。手紙でのやりとりなのか不明な短いフレーズでのやりとり。あれは手紙ではなかったのかな。そのあたりの自由度も作品をすっきりと運んでいたような気がした。2020/01/29

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