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信時潔

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875740698
  • NDC分類 762.1
  • Cコード C0095

内容説明

戦前、日本人の鎮魂曲であった『海ゆかば』の作曲家・信時潔。歿後四十年、戦後六十年の今年、長き冷遇を突き破り、忘れられた不朽の名曲『海道東征』(北原白秋作詞)とともに、ここに蘇る。画期的復権。

目次

信時潔
付録(『海ゆかば』とバッハのコラール;『海道東征』を聴きに行く;また見つかった、何が、国体が、…;『海道東征』再演という「事件」;『昭和の作曲家たち』をめぐって)

著者等紹介

新保祐司[シンポユウジ]
1953年仙台市生まれ。1977年東京大学文学部仏文科卒業。都留文科大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めっかち

6
 信時潔……というより、『海行かば』と『海道東征』についての本。『海行かば』が、軍歌というより、宗教音楽のようなのは、父である吉岡弘毅がキリスト教の牧師だからだったんですね。『海行かば』には、未だに条件反射する人がいるけど、あれほど美しい、そして悲しい曲もないと思うんだよな。やっぱり、宗教音楽。鎮魂歌としてはベストですよね。2023/02/28

キムキム

2
戦前、日本人の鎮魂曲であった『海ゆかば』の作曲家・信時潔。 本書は、文芸批評家、新保祐司氏による信時潔へのオマージュであると同時に、「代表的日本人」の偉業を通して、歴史を正す試みである。 七十歳以上でなければ、信時潔の『海ゆかば』といっても聞いた経験がほとんどない今日、信時潔への誤解を避け、信時潔の真価、核心を表現した稀有な一冊である。

2
文学や絵画までからめて、昭和の日本精神的なるものを描き出してる、という感じか。信時氏に関する資料は少なかっただろうが、氏に関わった人の証言など使って、うまくまとめたなと思う。「海ゆかば」について知るために読んだが、こんな音楽家がいたのかとおもしろく読めた。私は音楽はよくわからないからなんとも言えないが、信時氏以外の音楽家についてはいたく辛口に聞こえる。批評なんてこんなものか。2013/07/06

mementomorit

2
氏の傑作「海ゆかば」を近代日本音楽史に燦然と輝く名曲と位置づけて展開。氏の詳細な人生の記録は無いが、氏の作品の歴史的な重要性を再確認する姿勢や、これからの日本の音楽のあり方についての見識は深く同意できる。2011/02/28

Alice Narumi

1
専修大学の校歌の作曲者2012/05/31

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