内容説明
唐突とも見られた「三島自決」に体現されていたわが国・近代精神を覆う恐るべき悲劇を論証し、相対的考え方だけが横行する不毛と頽廃を撃つ。本然の基軸を示す、気鋭渾身の卓越した批評集。
目次
「近代」の自裁―三島由紀夫の「死」
世界像の解体―『豊饒の海』
仮面の「神学」―『英霊の声』以降
空っぽの「近代」―『英霊の声』と『抱擁家族』
神さすらひたまふ―天皇と三島由紀夫(上)
虐殺されしもの―天皇と三島由紀夫(下)
受肉という思想
エーテック―『金閣寺』の美と倫理
三島由紀夫と吉田満―二十五年の後に



