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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆぅ
2
川路さんの訓示をまとめた『警察手眼』、警官の心得だけではなく部下を持つ者の心得や、国民に尊敬させるのではなく尽くしているうちに尊敬されるのだ等、今でも参考になる教えが沢山解説されていました。自ら手本になり、高潔で穏やかな存在を目指して酷かった警官の品位を回復させた川路さんの手腕、警察に留まらず現代政界にぜひ…と思いました。 他には川路さんの簡単な生い立ち、明治期の海外警察事情、日本の治安状況や保安組織について邪馬台国~明治時代までのまとめも面白かったです。2019/01/16
VC
2
警察官とはどのような人物でないといけないのかという本。現状は知らないが、当時は他の公務員に比べ2倍の勤務時間で給料は安いという状況だったころには驚き。後半から始まる江戸の警察についても面白かった。2011/06/20
ちやむ
0
和魂洋才の精神を基盤として、絶妙のバランスでもって世界最高の治安を維持してきた日本であるが、国際化の波により、警察行政がどんどん画一的、形式的になっていくことで、そうした武士道精神の良さを蝕んでいっている気がする昨今。2017/09/10