目次
序章 ロマンスの磁場と「土地の霊」
第1章 「雪人形」の生命の庭の磁場
第2章 「処刑台」の磁場―『緋文字』の「周縁」的想像力
第3章 「七破風の屋敷」の磁場―「炉辺」と「鉄道」の楕円幻想
第4章 「ブライズデイル」の磁場(1)―カヴァデイルの「ナンセンス」の功罪をめぐって
第5章 「ブライズデイル」の磁場(2)―ゼノビアの「情熱的な愛」について
第6章 「イタリア」の磁場―『大理石の牧神』の見出されたエデンをめぐって
第7章 ホーソーンにとって「精神の美しい絵」とは何か―「りんご売りの老人」と“美的コントラスト”
第8章 ウェイクフィールドの「新しい鬘」―身体の幻想/幻想の身体
第9章 眼差しと呪縛―「予言の肖像画」の磁場
第10章 眼差しの美学―偉大なる岩の顔とアーネストの「崇高」について
著者等紹介
高橋利明[タカハシトシアキ]
1958年東京都生まれ。現在、日本大学文理学部英文学科・大学院文学研究科英文学専攻教授。日本ナサニエル・ホーソーン協会前会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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