内容説明
戦前・戦時期の研究者はどのような研究を行ったのか?その思想的背景は何だったのか?“知的基盤”という視座から描き出す。
目次
序章 本書の課題と構成
第1章 旧制高等学校の教育システムと教育方針―第四高等学校長溝淵進馬と第二高等学校長阿刀田令造を事例として
第2章 旧制高等学校生徒の知的基盤―第一・第二高等学校の寮新聞にみる寮自治の精神と時局認識
第3章 「真理・自由・道義」に基づく教育―東北帝国大学法文学部初代学部長・佐藤丑次郎の教育理念
第4章 畑井新喜司の東北帝国大学における教育研究思想とその背景
第5章 戦時期帝国大学の附置研究所設置構想―京都帝国大学・東北帝国大学の事例を中心に
第6章 熊谷岱蔵の知的基盤と戦時期東北帝国大学
第7章 成瀬政男の科学技術思想とその知的基盤
第8章 「反対の調和」―村岡典嗣の古代ギリシア哲学受容の一側面
終章 まとめと展望
著者等紹介
吉葉恭行[ヨシバヤスユキ]
1963年生まれ。東北大学大学院国際文化研究科博士課程後期3年の課程修了、博士(国際文化)。現在、岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科教授
加藤諭[カトウサトシ]
1978年生まれ。東北大学文学研究科博士課程後期3年の課程単位取得退学、博士(文学)。現在、東北大学学術資源研究公開センター史料館准教授
本村昌文[モトムラマサフミ]
1970年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程後期3年の課程単位取得退学、博士(文学)。現在、岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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