内容説明
「女性解放」と「国策翼賛」との葛藤。戦争への協力が女性唯一の「社会参加」であった時代―婦人参政権運動からはじまり、愛国婦人会・大日本国防婦人会・大日本聯合婦人会そして大日本婦人会にいたる、女性の国策動員の悲劇を追う!
目次
第1章 昭和初期の女性団体(一九二六‐一九三一)
第2章 満洲事変後の準戦時体制下の女性団体
第3章 中国全面侵略戦争勃発後の女性団体(一九三七‐一九四一)
第4章 太平洋戦争期間中の女性団体の統合(一九四一‐一九四五)
第5章 戦時官製女性団体の活動、特徴及び役割
第6章 女性団体はなぜ戦時体制に奉仕したのか
終章
著者等紹介
胡澎[コホウ]
1988年(中国)首都師範大学を卒業後、1997年に富山大学人文科学研究科修了。2004年北京大学で歴史学博士号を取得。2000年4~9月松下政経塾で研修。2004年11月~2005年1月東京大学法学部の客員研究員。現在中国社会科学院日本研究所日本社会室室長として、日本女性問題や現代日本社会に関する研究に従事
莊嚴[ショウゲン]
中国・国立広州外国語大学(当時)卒業後、同大学で教える。その後、早稲田大学、東京大学に留学。東京大学教育学研究科修士課程修了。朝日中国文化学院非常勤講師などを経て、秀明大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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