内容説明
『資本論』を論理学として読むとは?!『戸坂潤選集』を共鳴と絶賛を持って読破。いよいよ残していた課題=ヘーゲル研究にたどり着く。戦後日本の世界的にも希有なヘーゲル研究の高峰をよじ登り、甘粕石介、高山岩男、武市健人、舩山信一、松村一人、加藤正などの著作から学び、咀嚼。梯明秀『資本論の弁証法的根拠』との格闘は圧巻!
目次
読書ノート6(田中吉六『スミスとマルクス』;永田広志『唯物史観講話』;ソ連邦百科大辞典版『歴史唯物論』;新明正道『ベルンシュタイン修正派マルクス主義』;マルクス=エンゲルス『独仏年誌論集』 ほか)
読書ノート7(田中吉六『史的唯物論の成立』;Pater:The Renaissance;『理論』第三巻第五号;武市健人『ヘーゲル論理学の世界』(上巻)
『思想』第三〇〇号 ほか)
著者等紹介
黒田寛一[クロダカンイチ]
1927‐2006年。埼玉県秩父町に生まれる。東京府北多摩郡府中尋常小学校卒業。医師をめざして東京高等学校理科乙類に入学するが、1949年中退。療養しながら独学を続ける。1952年に処女作『ヘーゲルとマルクス』を理論社から出版。翌53年から「民科」(民主主義科学者協会)に出席。「正統派」唯物論者たちによるマルクス主義の客観主義的歪曲と対決し、論戦を展開。1956年のハンガリー労働者の蜂起にたいするソ連軍の弾圧を弾劾し、反スターリン主義運動を創造(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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