初期哲学論集

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  • サイズ A5判/ページ数 316,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875592907
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1010

内容説明

若きホルクハイマーが、1920年代の思想的激動のただ中で格闘したゲシュタルト理論、現象学、唯物論(マルクス主義)。批判理論の萌芽をなす最初期の哲学論考と講義、そして青年期の苦悩を刻みこんだ哲学日記を収録する、初々しい論考集!

目次

認識の基礎としての直接的所与―カントの機械論的認識論の批判のために
言語と思考との関係、哲学的分析と心理学的分析との関連
フッサールによる本質直観の認識論的基礎づけ―教授資格論文試験講義
カントとヘーゲル
現代認識論の諸問題
現象学的価値哲学とカントの実践哲学―現在の調和あるいは未来の形成としての倫理学
レーニン著『唯物論と経験批判論』
カント哲学に関して―講義のための序論
哲学日記

著者等紹介

ホルクハイマー,マックス[ホルクハイマー,マックス] [Horkheimer,Max]
1895‐1973。ドイツのシュトゥットガルトに生まれ、ミュンヘン、フランクフルト、フライブルクの諸大学で心理学、哲学、経済学を学ぶ。フランクフルト大学でコルネリウスの助手、私講師を経て社会哲学の正教授となり社会研究所所長に就任。ナチス政権時代にはスイス、さらにアメリカ合衆国に亡命し、ニューヨークコロンビア大学に社会研究所を再建。戦後フランクフルト大学に戻り、社会研究所を再建し、学長職も務めた(1951‐53)

青柳雅文[アオヤギマサフミ]
1974年生まれ。立命館大学・大阪経済大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろゆき

2
レーニンの『唯物論と経験批判論』などについて。レーニンと同じ時代を生きた哲学者によるレーニンの擁護が興味深い。哲学の討論に深入りはしようとしないレーニン(価値観世界観といったものは討論では変えられないから)が、唯一、哲学の分野で書いたまとまった書物で述べているのはたった一つ、意識に先立つ物質の存在という命題。それを確信しなければ、すべての武器を失うという理由で、忙しい中、仕方なく書いたということか。2015/04/30

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