内容説明
若きホルクハイマーが、1920年代の思想的激動のただ中で格闘したゲシュタルト理論、現象学、唯物論(マルクス主義)。批判理論の萌芽をなす最初期の哲学論考と講義、そして青年期の苦悩を刻みこんだ哲学日記を収録する、初々しい論考集!
目次
認識の基礎としての直接的所与―カントの機械論的認識論の批判のために
言語と思考との関係、哲学的分析と心理学的分析との関連
フッサールによる本質直観の認識論的基礎づけ―教授資格論文試験講義
カントとヘーゲル
現代認識論の諸問題
現象学的価値哲学とカントの実践哲学―現在の調和あるいは未来の形成としての倫理学
レーニン著『唯物論と経験批判論』
カント哲学に関して―講義のための序論
哲学日記
著者等紹介
ホルクハイマー,マックス[ホルクハイマー,マックス] [Horkheimer,Max]
1895‐1973。ドイツのシュトゥットガルトに生まれ、ミュンヘン、フランクフルト、フライブルクの諸大学で心理学、哲学、経済学を学ぶ。フランクフルト大学でコルネリウスの助手、私講師を経て社会哲学の正教授となり社会研究所所長に就任。ナチス政権時代にはスイス、さらにアメリカ合衆国に亡命し、ニューヨークコロンビア大学に社会研究所を再建。戦後フランクフルト大学に戻り、社会研究所を再建し、学長職も務めた(1951‐53)
青柳雅文[アオヤギマサフミ]
1974年生まれ。立命館大学・大阪経済大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件