内容説明
天皇制と日本資本主義の正体は何か。日本現代史最大の謎に挑んだ「講座派」対「労農派」の大論争を、反スターリンの先鋒・対馬忠行が縦横無尽に斬りまくり、コミンテルン「32年テーゼ」の呪縛をラディカルに突破する。
目次
第1篇 国家論及び戦略論における論争(「二七年テーゼ」と猪俣対野呂論争;「三二年テーゼ」と「講座派」的国家論)
第2篇 「農奴制」論争(野呂対猪俣の地代論;「講座派」対「労農派」論争)
附録 「日本資本主義論争」関係文献
著者等紹介
対馬忠行[ツシマタダユキ]
1901‐1979。香川県生まれ。旧制京都府立三中を中退後、アナキスト運動に参加。1925年、福本和夫の講演を聴き、マルクス主義への転向を決意。1928年処女論文「日本無産階級運動発達史」を発表し、日本資本主義論争に参加。1950年『スターリン主義批判』(弘文堂)を刊行し、スターリン主義批判の先駆者の一人となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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