こぶし文庫 戦後日本思想の原点
日本の科学思想―その自立への模索

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875592754
  • NDC分類 402.1
  • Cコード C1040

内容説明

明治時代まで日本には「科学」という言葉がなかった―異国文化であった科学技術の受容にあたって、日本の伝統的なものの考え方・習慣と激しく衝突した。“文化の翻訳”に苦闘した人びとの姿を描く。

目次

文化の異質性と科学の普遍性
実理―伊藤仁斎・古医方・加藤弘之
…之学―デカルト・貝原益軒・吉益東洞
学術技芸―建部賢弘・青地林宗・元田永孚
窮理―本居宣長・三浦梅園・福沢諭吉
進化―福沢諭吉・西周・加藤弘之
器械・工学―細川頼直・豊田佐吉
理学―菊池大麓・杉浦重剛・桜井錠二
自然―カント・安藤昌益・志筑忠雄
科学―西田幾多郎・桑木〓(あや)雄・田辺元
技術―橋田邦彦・武谷三男

著者等紹介

廣政直彦[ヒロマサナオヒコ]
1946年9月13日広島生まれ。1970年、佐賀大学理工学部物理学科卒業。1992年より東海大学総合教育センター教授。2008年より2012年まで東海大学文学部文明学科教授。現在、東海大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちいだ

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図書館で見つけたのでつい。 日本近世・近代史における「科学」の萌芽を探る。エッセイ的で文章は平易だが内容自体は難しい。日本は医術をベースに科学に理解を進めていったところまで読んだ。あえて疑問点:1970年代のもののせいか、少し隔世の感。西洋科学の端緒と言える十七世紀科学革命に言及あったか? 日本の思想家の文章引用は史料批判を経ているのだろうか? 橋田邦彦は調べてみたいが文献がない…orz2021/05/22

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