こぶし文庫 戦後日本思想の原点
人間の信頼について

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784875592662
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1090

内容説明

協力=統一戦線の人間的根拠とはなにか?戦争という悲痛な過去の反省にふまえ、日本の“共産主義者”の生活的・思想的頽廃を問い続けた労作。「原爆文学」を戦後文学史に位置づけた画期的な書。

目次

人間の信頼について―立場を超えた協力のために
提携の人間的根拠
平和の倫理的問題―「転向」について
世代の裂け目
転向と世代の問題―桑原武夫・中野重治の批判に答えつつ
反戦平和の文学伝統
母の問題―“天へ明るくきらめき上る”
新しい師弟関係
若い世代について―理想的人間像の問題
学生について―『日本の息子たち』にそえて
憤怒について
植民地的人間・その他―国民文学の人間像の問題
共産主義的人間
剛毅と幸福について―宮本百合子の二つの小説
原子力問題と文学

著者等紹介

川村湊[カワムラミナト]
1951年北海道生まれ。文芸評論家。法政大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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