内容説明
死んで生きる!若き哲学徒は反スターリン主義の革命家に飛躍した。1956年10月蜂起したハンガリー労働者・人民は「社会主義」ソ連邦の軍隊によって血の海に沈められた。痛憤に燃え青年黒田は起ちあがった。
目次
『経済学と弁証法』第一版まえがき
ミコヤン(「ソ同盟共産党第二〇回大会における演説」)
『社会観の探求』理論社版あとがき
M(三浦)弁証法のまやかし
経済学と哲学との結び目―経済法則の問題を中心として
神山茂夫『解説・日本革命』
対馬忠行『クレムリンの神話』
武谷三男「哲学は有効性を取戻したか」
『スターリン主義批判の基礎』まえがき―K君への手紙
「哲学者としてのスターリン」まえがき
苦悶する唯物論哲学者
エンゲルス研究会の発足にあたって
頽廃せるスターリニスト大井正
何をなすべきか?―Trockijist T.Kとの出会い
トロツキー「今日のソ連の性格」
西田照見君来る
滝沢克己氏に会う
著者等紹介
黒田寛一[クロダカンイチ]
1927年埼玉県秩父町に生まれる。旧制東京高等学校理科乙類中退。1952年に『ヘーゲルとマルクス』(理論社)を処女出版。1956年のハンガリー労働者の蜂起にたいするソ連軍の弾圧を弾劾し、反スターリン主義運動を創造。1996年まで日本革命的共産主義者同盟全国委員会議長。2006年6月26日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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