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内容説明
マルクス主義における「思想の学」とは何か?スターリン論文、毛沢東『実践論・矛盾論』と対決し、人間の問題そのものの省察を拠点として、生涯をつらぬく哲学的背骨を打ち鍛えた若き黒田渾身の論考。
目次
現段階における論理学研究の盲点―「武谷三段階論」とその哲学者的解釈をめぐって
武市弁証法の批判的改作のために―『ヘーゲルとマルクス』第一章補論一への追記
マルクス主義における「哲学」とは何か?―科学と「哲学」の問題 辻哲夫君に答う
実存主義とマルクス主義―思想闘争のありかたと現代的立脚点
実存主義批判の諸問題―Luk´acsのメモ
唯物弁証法と形式論理学―ソ同盟における哲学論争によせて
唯物弁証法と形式論理学
唯物弁証法の俗流化に抗して
マルクシズム認識論の成果と課題―毛沢東『実践論・矛盾論』をめぐって
認識論の課題―いわゆる弁証法と毛沢東哲学
著者等紹介
黒田寛一[クロダカンイチ]
1927年埼玉県秩父町に生まれる。旧制東京高等学校理科乙類中退。1952年に『ヘーゲルとマルクス』(理論社)を処女出版。1956年のハンガリー労働者の蜂起にたいするソ連軍の弾圧を弾劾し、反スターリン主義運動を創造。1996年まで日本革命的共産主義者同盟全国委員会議長。2006年6月26日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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