目次
序説
日本ルネッサンスの時代性・階級性・革新性
ルネッサンスの原義と内容
日本ルネッサンス文化の諸法則
日本近世学芸復興期論前史―私の日本ルネッサンス史論の位置づけ
ルネッサンス期に先行した航海貿易の発達
日本ルネッサンスと鉱山業・鉱山学・貨幣流通
沿岸航路・近海廻船の開拓
朱子学にたいする復古儒学その他の抗争とその反動
国学の勃興とその行きすぎ〔ほか〕
感想・レビュー
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思弁能力、資料への当たりかた、今までよんだ文系の学者の中で一番だった。そんな人が戦前に活躍していた衝撃。この本は日本にもルネサンスがあったことを論証する著者の何十年ものライフワーク。ルネサンスとは何かを明確に定義してない弱さがあるが文章から推測すると、人間の発見、昔の知識を活用しながらの学問、芸術の興隆をさす。医学、法学、儒学、経済、文学、絵画その他もろもろ多岐の分野ごとに歴史をショウリョウ、さらに朝鮮、中国、西洋の知にも目を配り、800頁越えで要約許さないが、中朝と異なり蘭学や他の西洋の知識と独立に2015/11/20
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- 山本周五郎 作品集 七十三