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内容説明
自分の脚で立ち、自分の頭で考える。日本思想界に一時代を画した季刊『理論』が訴え続けた精神は何か?発行者小宮山量平を囲んで、執筆者・愛読者・若き研究者たち三世代が徹底的に照らし出す!―あのときぼくは「そこ」にいた―。
目次
第1部(「評論」という言葉;限りなく疑うこと;追体験と内在批判 ほか)
第2部(雑誌『統制経済』の抵抗;自作の小説「楯に乗って」;一橋大学人脈と都留重人 ほか)
第3部(季刊『理論』のころ;季刊『理論』と同時代の精神;戦後高揚期と『季刊・理論』 ほか)
付録 歴史の活力復活への炬火―「匿名の時代」を生きぬいた人びと
著者等紹介
小宮山量平[コミヤマリョウヘイ]
1916(大正5)年長野県上田市に生まれる。東京商科大学(現一橋大学)卒業後、北海道旭川の旧陸軍第七師団で軍隊生活を送る。敗戦後1947年に理論社を創業。GHQの検閲下にあって一方では国家権力、他方ではスターリニズムに抗しつつ、「異なった思想的立場の強力」・「内在的な相互批判の場」として季刊『理論』を発刊し、それは戦後日本思想界の一時代を画した。その後、灰谷健次郎や倉本聰を発掘するなど創作児童文学出版の第一人者として出版界を牽引。現在は執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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