内容説明
主体/「タチバ」/実体/実践論/トポスとは?ロシアで編集・刊行された『唯物論者の主体性』に著者が死の直前まで推敲を加え日本語に逆訳出した、黒田思想への画期的な入門書。ロシア人編者による用語解説やユニークな77の註は必読。
目次
序 二十一世紀の開けにある世界
1 戦後日本における唯物論的主体性研究(唯物論的主体性の概念;唯物論的主体性哲学の方法論的基礎;革命的実践の思想)
2 革命的マルクス主義とは何か(運動勃興の契機;組織実践論の創造;プロレタリア党の原理)
3 マルクス主義と組織実践論(実践的唯物論としてのマルクス主義;唯物史観と自覚の弁証法;変革的実践―理論の物質化)
著者等紹介
ラプショフ,ボリス・アナトリエヴィチ[ラプショフ,ボリスアナトリエヴィチ][Аапшов,Борис Анатольевич]
1951年ロシアのサラトフ市生まれ。ロシアの歴史学者、政治学者、哲学者。国際労働運動および共産主義運動の諸問題、現代ロシア史、ヨーロッパ諸国現代史、現代のグローバルな政治的プロセス研究などの科学的な問題を取り扱う200以上の論文がある。ロシア科学アカデミー・社会学インフォメーション研究所主席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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