内容説明
「研究」と「教育」の相剋に悩みながらも、生涯を立命館大学とともに生きたシェリング研究の泰斗による、体験に裏打ちされた教育論・大学論、そして哲学的エッセイ。
目次
第1部 ささやかな遍歴(わが生い立ち;哲学を学び、哲学を教えて半世紀 ほか)
第2部 哲学へのイントロダクション(シェリングと私;哲学の今日的課題 ほか)
第3部 戦後大学の様変わりに思う(現代社会と大学―私の大学論;前・ゼミナール―ホーム・ルーム式大学授業の新しい形態)
第4部 時の移りをみつめて(日本的多元論の功罪;ひとつのユートピア―私の日本「列島改造論」 ほか)