内容説明
西田門下の俊秀が戦後激動期の現実に立ち向かい、西田哲学と実存哲学の壁をこえファシズムと闘いうる「思想としてのヒューマニズム」論を樹立した思想的転回の軌跡。
目次
第1部 第三ヒウマニズムと平和(第三ヒウマニズム―近代ヒウマニズムの三つの形;実存と歴史的運命 ほか)
第2部 ヒューマニズムの問題(近代のヒューマニズム;思想としてのヒューマニズム)
第3部 現代のヒューマニズム(ヒューマニズムとは何か;現代のヒューマニズム ほか)
第4部 菅季治のこと(菅季治のこと;ヒウマニズムと弱い魂 ほか)