内容説明
戦後三大論争の一つである「価値論論争」は如何になされたか?絶版になって久しい「論争の書」が、ここに蘇る。『資本論』冒頭商品をはじめ「価値論」をめぐって宇野弘蔵、高島善哉、武市健人らとの白熱した議論が展開される。
目次
第1章 価値論と史的唯物論―労働過程の二重性について
第2章 価値論の周辺―宇野、宮川、武市、梯=四氏の見解の一批判及び若干の自己批判
第3章 価値形態及び価値形態論について
第4章 使用価値の価値化について―gelten alsの理論的詮索
第5章 価値論研究の立場と方法は如何にあるべきか―価値論は如何に復位さるべきか?その根拠と性格