昭和の唯物論哲学

昭和の唯物論哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 511,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784875591290
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C1310

内容説明

戦前の日本唯物論の核心と精華を、著者独自の「人間学的唯物論」の観点から、当時の論争を踏まえて整序し展開した唯一の哲学史!日本マルクス主義の嚆矢をなす福本イズム、その歴史的前提をなす明治・大正期の自然科学的唯物論のわが国への紹介、そして三木清の「唯物史観の人間学的解釈」とこれをめぐる論争、さらに自然弁証法に関する諸研究―これらの研究が本書の核心をなす。

目次

1 大正期における唯物史観と哲学的唯物論―大正中期→末期の翻訳書および解説書・批判書を中心として
2 福本和夫・河上肇における唯物弁証法
3 三木清における唯物史観の人間学的基礎づけ
4 三木哲学をめぐる論争―唯物史観研究時代の三木清をめぐって
5 「認識論としての弁証法」、「弁証法・認識論・論理学の同一性」にかんする論争―「哲学におけるレーニン的段階」にかんれんして
6 自然弁証法論
7 労農派の哲学者大森義太郎の哲学
8 観念論者の唯物弁証法批判

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