内容説明
戦後日本唯物論の客観主義的歪みをいち早く暴きだし、スターリンの言語学や俗流芸術論にたいする理論的批判を展開した著者のスターリン批判以前の主要論文。
目次
この直言を敢てする―近代主義批判の批判
リアリズムの信仰―蔵原惟人氏の「近代主義とその克服」をよんで
敵を知り自分を知る―大衆文学運動への直言
唯物論における「ミーチン=唯研的偏向」の克服
なぜ表現論が確立しないか
松村一人氏の『弁証法とはどういうものか』
労働者読者からの忠告
わたしの「らくがき帖」
組織の意義
サークル運動は正しく指導されてきたか
「裏がえし」ということ
スターリンは如何に誤っていたか