内容説明
ワーズワスの詩に魅せられたのは、東北の田舎で成熟した感性であった。ワーズワスへの取組は、英国への往復のなかで完成の域に到達した。その年数もすでに三十有余年、ワーズワスの詩界を捉えて絶妙。付章「ワーズワスの足跡を辿って」も含め、ワーズワス研究者必読の書。
目次
第1章 ワーズワスの詩の世界―〈意識の流れ〉の観点から
第2章 詩的空間―山の心象
第3章 詩的空間―精神の過程
第4章 記憶の風景
第5章 脱落と消失
第6章 静謐
第7章 ルーシー詩篇とフランス革命
第8章 心の絵画
付章 ワーズワスの足跡を辿って