目次
第1章 見える国境・見えない国境―地域活性化と外国人労働者(「見えない国境」とはいかなることか;グローバルな移民と、移民モデルの類型;人口減少・高齢化社会における外国人労働者;グローバル時代と日本で働く外国人労働者;統合的政策としての外国人政策の必要性;新外国人政策の課題)
第2章 労働力送り出し国としてのベトナム(在日ベトナム大使館勤務の経緯;ベトナムに縫製技術移転は本当に必要なのか;失業対策としての労働力輸出;低賃金と労働力輸出の関連;今日のベトナムと、「外国人研修・技能実習制度」がもたらす弊害;ベトナムでの規制強化と日本の課題)
第3章 外国人労働者と地域社会の未来―「外国人研修・技能実習制度」の問題から見えてくるもの(外国人労働者と私たちの生活をめぐる新時代の到来;「外国人研修・技能実習制度」とはどのような制度なのか;言葉の壁、国境の壁;地裁社会が直面する、あらたな課題;送り出し国の状況、現地送り出し機関の組織的不正の実態;外国人労働者と地域社会の未来のために)
著者等紹介
桑原靖夫[クワハラヤスオ]
1937年東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。コーネル大学大学院(労働経済学課程)修了。民間企業、経済協力開発機構、日本労働協会(日本労働研究機構に改組)、獨協大学経済学部教授、獨協大学学長を経て、獨協大学名誉教授。専門分野:労働経済学・労使関係論
香川孝三[カガワコウゾウ]
1944年香川県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。富山大学経済学部助教授、神戸大学大学院国際協力研究科教授などを経て、大阪女学院大学教授、神戸大学名誉教授。専門分野:国際労働法、アジア法、労使関係論
坂本恵[サカモトメグミ]
1964年三重県生まれ。立命館大学文学部卒業。中央大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。法政大学、中央大学兼任講師を経て、福島大学行政政策学類准教授。専門分野:言語文化論、社会言語学、スコットランド文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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