内容説明
地方分権改革や規制緩和などに伴う諸制度の創設。パブリック・インボルブメントやパブリック・コメントなど新たな住民参加方式の進展、さらには行政・民間・NPO・ボランティア等の協働による新しいガバナンス形態の模索など、現在、地方自治の状況は大きく変ろうとしています。こうした状況を受け、まちづくりにおいても、行政とのパートナーシップに基づき、NPOや住民による主体的な取り組みが全国各地で積極的に展開されています。また、規制緩和を契機として、行政と企業、あるいは行政とNPO等が相互に役割分担を図りながら、地域の活性化を図ろうとする「構造改革特区」の取り組みも着実に進められています。そこで、二〇〇三年一一月二五日に、まちづくりの先頭に立って活躍している方々やこの分野を専門とする方々を招き、山梨学院大学行政研究センターおよび同大学大学院社会科学研究科との共催で、「まちづくりの新たな潮流」をテーマに公開シンポジウムを開催しました。当日は、行政職員やNPOの方々はもとより、多数の学生や一般住民も参加し、活発な議論が展開されました。本書は、この公開シンポジウムの内容をまとめたものです。新たな視点でこれからのまちづくりを考える際の資料として活用して下さい。
目次
シンポジウム(パートナーシップによるまちづくり新たな公共が生む多様な協働;まちづくりと市民参加;山梨県におけるまちづくりの新たな潮流 ほか)
Q&A(地域リーダー・コーディネーターの発掘・育て方;まちづくりの失敗事例から何を学ぶか;政治家としてまちづくりの難局をどう打開してきたか ほか)
会場との質疑応答
捕足発言