内容説明
河奈子さん。―登校拒否も、家出も暴力も、非行は子どもの内部の異変を知らせる信号です。「このままでは“手遅れになりそうだから”早く助けて」と心の危機を知らせるSOSです。
目次
1 隠し過ぎた教師たち―傷を覆い隠したままで治療はできぬ(幸せの輪をつなぐ役;陽の当たらぬ情報;名指しされた大人たち;傷を覆い隠しては)
2 子どもの論理―好きでグレる子はいない(疑うなんてひどい;朱に交われば赤くなるか;憎まれっ子;点数をとる勉強)
3 助けを求める信号―届け、子どものSOS(手に負えない年ごろ;砂に書いたSOS;いちばん確かな幸せへの道)