内容説明
不寛容な社会での孤立と孤独。「つながり」を考える。一部では、女子カーリングの吉田知那美選手とべてるの家の人や向谷地生良氏との「強さと弱さ」についての対談。二部では、人と人の「つながり」を各章で考察、依存症、認知症の孤独について、本当の「つながる」ことの意味を考える。
目次
1部 弱さの情報公開(弱さの情報公開;弱さを認める;行き当たりバッチリ)
2部 つながる(わたしが「ダメ。ゼッタイ。」ではダメだと思う理由;質疑応答;「認知症と繋がる」ということ;あいだは「愛だ」;地域と人と苦労で繋がって)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
45
【「人々の中へ」:人々の中へ行き人々と共に住み/人々を愛し人々から学びなさい/人々が知っていることから始め/人々が知っているものの上に築きなさい/しかし、本当にすぐれた指導者が仕事をしたときには/その仕事が完成したとき/人々はこう言うでしょう/「我々がこれをやったのだ」と(ジェームズ・イェンの言葉)】向谷地生良との「強さと弱さ」についての座談会や、松本俊彦の薬物依存症講演、認知症専門医(繁田雅弘と内門大丈)対談・質疑応答などを通して、不寛容な社会での孤立と孤独、人と人との「つながり」の意味を考察した書。⇒2024/05/22
やん
5
図書館の新着コーナーで。安心して絶望できる社会を教えてくれたべてるの家関係の本。様々な領域の人が「弱さの情報公開」をキーワードにして語り合い、発信した言葉が綴られている。カーリングの吉田知那美選手とのオンラインセミナーや薬物依存症についての「Addictionの対義語はConnection」という考え方、認知症と繋がるということなどテーマは多岐にわたる。ますます生き辛くなっている世の中に胸襟を開いた温かいあり方を指南してくれるいい本だった。本書を読んで力づけられる人は多いと思う。誤字が多いのは気にはなる。2024/06/29
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- 和書
- 全身がん政治家