内容説明
このユダヤ人の「生まれながらの音楽家」は、作曲を続けながらウィーン宮廷歌劇場監督にまでのぼりつめた。当時の常識を超える作品や指揮により、彼は、熱烈な支持者とともに、常に敵をつくった。人間マーラーの激動の人生。アルマ夫人との対談収録。
目次
グスタフ・マーラーと死
ぼくは殉教者になるんだ!
生まれながらの音楽家
ウィーンの森を散策する楽しみ
グスタフ・マーラーと
アントーン・ブルックナー
ショーペンハウアーとワーグナーの使徒
遍歴と修業の時代
プラハからライプツィヒ、そしてブダペストへ
ハンブルク歌劇場のピュグマーリオン
「復活するのだ、そう、おまえは復活するのだ」
前半の五つの交響曲をめぐるエピソード
ドイツ南方の神
収穫を納屋に納める農夫のように
新しいボス
グスタフ・マーラーとアルフレート・ロラー〔ほか〕