内容説明
世界の援助潮流から新しい時代の到来を予測する。「凋落の10年」と言われる2000年代の日本のODAを総括しながら、新興国の参入で激変する世界を追跡する。
目次
はじめに 二〇〇〇年代の総括
1 途上国援助の歴史的考察と援助潮流
2 「援助疲れ」と「内向き現象」
3 アジア戦略
4 ODA司令塔への道程
5 百家争鳴の政策批判
6 援助現場の争点
7 現地報告
著者等紹介
荒木光弥[アラキミツヤ]
国際開発ジャーナル社代表取締役・主幹。1936年生まれ。同志社大学文学部社会学科(新聞専攻)卒業。64年に(社)世界経済研究協会に入り、67年に故大来佐武郎氏(元外相)が名付け親となった『国際開発ジャーナル』創刊に参画。70年に(株)国際開発ジャーナル社の代表取締役・編集長に就任し、2003年10月から現職。政府委員として外務省の「第2次ODA改革懇談会」委員(01年)、「ODA総合戦略会議」(外相議長)委員(02年)、「国際協力に関する有識者会議」委員(07年)、「開発協力適正化委員会」委員(11年)、同・文部科学省の「国際教育協力懇談会」委員(01年)、「地球規模課題対応国際科学技術協力事業委員会」委員(11年)、同・経済産業省の「BOPビジネス支援センター運営協議会」委員(10年)、「開発輸入企画実証事業‐案件評価最終決定会議」委員(10年)、「戦略的技術協力研究会」委員(11年)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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