内容説明
挑戦にさらされる知性と良識、いま、共存の基礎が脅かされている。児童文学の世界で日本にも多くの読者をもつハッケが、グローバルな時代のグローバルな病、対立、分断、格差、貧困、差別、ヘイトが煽られ渦巻く激動の時代にあっても、「誠意を貫いて、生きられるように、生きたいように、生きよう」と呼びかけ、われわれはどのように他者とそして自分自身と向き合っていくのかを問う。
著者等紹介
田村萬里[タムラマリ]
早稲田大学第一文学部、東京都立大学人文学部卒業。大阪市立大学大学院文学研究科(ドイツ文学専攻)修了。ドイツ、トリア大学留学。現在、同志社大学ドイツ語嘱託講師。訳書:H・シュミット『ヘルムート・シュミット対談集』(2001、共訳、行路社)、J・S・アッハ「胚、火星人およびライオン―堕胎の倫理のために」(共訳)、H・ヘップ「生命の始まりにおける倫理的諸問題」(『医の倫理3』所収、刊行予定、富士書店)、M・シャート『ヒトラーに抗した女たち』(2009、共訳、行路社)
山本邦子[ヤマモトクニコ]
京都大学文学部博士課程修了(宗教学)。訳書:S・キェルケゴール「序言」(『原典訳・記念版キェルケゴール著作全集』第8巻所収、1992、創言社)、H・シュミット『ヘルムート・シュミット対談集』(2001、共訳、行路社)、M・ブーバー『モーセ』(『マルティン・ブーバー聖書著作集』第1巻、2002、共訳、日本キリスト教団出版局)、M・シャート『ヒトラーに抗した女たち』(2009、共訳、行路社)他。論文:「近代における人間の問題」(『宗教研究』第277号所収、1988、日本宗教学会)、「悪魔的なもの」(『宗教の根源性と現代』第3巻所収、2002、晃洋書房)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 方程式 モノグラフ