目次
「1968年」の時代を生みだしたヴェトナム戦争の世界史的意義とその影響・遺産
貧者の行進からウォール街占拠へ―1968年のアメリカ社会運動と現在への影響
指導者の失敗、終わりが見えない戦争、抗議運動の隘路―1968年の永続的な遺産
アメリカ大統領候補指名制度の民主化―ローレンス・オブライアンによる民主党規則改革 1968‐1972年
トラウマの文学的表象/トラウマの物質化―ティム・オブライエンの『失踪』とカート・ヴォネガットの『スローターハウス5』
対抗文化とカルロス・カスタネダ
68年5月の神話化に関する一考察―記憶・歴史・世論をめぐって
チューリヒにおける「1968年」―グローブス騒乱をめぐって
新しい社会運動からポピュリズムへ?―承認と再配分のジレンマをめぐって
中国文化大革命における理想と現実
文化大革命を振り返って―そのスケッチと教訓
小笠原諸島における1968年―施政権返還後の父島と硫黄島の変遷
1968年、あるいは1960年代と関連させて、べ平連・ジャテックの運動を再考する
「ベトナムにおける戦争犯罪調査日本委員会」の活動をめぐって
現代史の一過程としての「1968」
著者等紹介
藤本博[フジモトヒロシ]
1949年生。1973年愛知県立大学外国語学部卒。1982年明治大学大学院政治経済学研究科政治学専攻博士課程単位取得満期退学。博士(国際関係学・立命館大学)。現在、南山大学アメリカ研究センター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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