出版社内容情報
地方公務員として経験を積み、判断や説明を任される場面が増えてくる――。
そんな35歳前後の節目に、あらためて押さえておきたいのが、**行政法に沿って業務を進めるための基本的な「お作法」**です。
『35歳までに知っておきたい地方公務員の“お作法”』は、学術的な行政法の解説書ではなく、自治体の実務に引きつけて、行政法上求められる判断や手続を整理した実務書です。申請対応、行政処分、説明責任、文書管理、不服申立てなど、日常業務で直面する具体的な場面を題材に、「法令に照らして、どう判断し、どう振る舞うべきか」を丁寧に示します。
本書の特長
・事例→ルール→実務上の留意点、という分かりやすい構成で行政法を解説
・現場を熟知した現役自治体職員による執筆で、難解さを排除
経験や慣れに頼る仕事から一歩進み、法令に基づいて説明できる職員になるための一冊。
法と実務の「あいだ」を埋める、これからの地方公務員のための実務ガイドです。
【目次】
はじめに
第1章 これがないと始まらない!“お作法”のための“キホン”
1 憲法は何のためにあるのか -憲法・立憲主義-
2 行政は“好き勝手”ができません! -法律による行政の原理-
3 長い法令・条文アレルギーの対処法 -法令の読み方-
4 条文を暗記するだけでは意味がない -法令の使い方-
5 判断の余地はどこまであるのか? -行政裁量-
6 つい読み飛ばすと大事故に -準用規定・読替規定-
7 「最後まで読んだ!」って本当に最後? -附則・経過措置-
8 最新情報を制する者が実務を制す! -法令情報の入手方法・判例の読み方-
第2章 よくある!だからこそ差がつく“お作法”
9 「処分」って捨てること? -行政処分の“お作法”-
10 その書類、ちゃんと理解できていますか? -申請・届出の“お作法”-
11 自宅からオンラインで手続完了 -行政手続の電子化の“お作法”-
12 こんな行政処分はやり直し? -瑕疵ある行政処分の“お作法”-
13 「お願いベース」ってどんなベース? -行政指導の“お作法”-
14 その文書、5年後の担当者が困らない? -公文書の管理・開示請求の“お作法”-
15 適正な理解と管理で信頼を守る -個人情報の“お作法”-
16 支出には“説明できる理由”が不可欠 -公金の支出の“お作法”-
17 それ、単なる“物”じゃありません -公物・財産管理の“お作法”-
18 “おまかせ”では済まされません -業務委託の“お作法”-
19 みんなの施設にも様々なルールあり -公の施設の“お作法”-
20 一枚岩だけど一枚岩じゃない? -地方行政組織の“お作法”-
第3章 もう一歩!踏み出すときの“お作法”
21 関係者のみで共有するお約束 -行政計画・行政協定の“お作法”-
22 説明して、聞いて、考えて、説明する -意見公募手続の“お作法”-
23 その取消し、急ぎすぎていませんか? -不利益処分の“お作法”-
24 “こうしたい!”をルールに変える -条例の“お作法”-
25 条例で全て定めなきゃいけないの? -規則・行政基準の“お作法”-
26 行政の堪忍袋の緒が切れる時? -義務履行の確保の“お作法”-
27 試されているのは行政の覚悟 -行政罰の“お作法”-
28 「公表する」って簡単に言うけれど -氏名等の公表のお作法-
29 ある日、窓口で「賠償しろ」と言われたら -国家賠償の“お作法”-
30 備品を壊したら自分で弁償するってマジ? -職員の賠償責任の“お作法”-
第4章 イザ!という時に思考停止しない“お作法”
31 行政処分が再検討されるとき -行政不服審査の“お作法”-
32 その処分、法廷で説明でき



