内容説明
都道府県の建築士会と日本建築士会連合会は、職能を通じて、建築士たちの地域に根ざした社会貢献活動から、まちづくりにつなげる実践活動に対して様々な機会を通じて啓蒙、支援活動に努めてきた。その実践活動は地域の課題や発意を発見する主題として建築士の立脚点を地域におくことによって、ものづくり、まちづくり、くらしづくりの視点から地域独自の貢献のスタイルを築き上げてきた。本書は、このようにまちづくりを仕掛け、仕立て、まちづくりの夢を追い、実践し、行動してきた三十人の人たちを紹介したものである。そして、これらの人たちの心とロマンを読み取り、知恵と技に学ぼうとするものである。
目次
第1章 まちづくりの仕掛けと仕組み
第2章 まちづくりの仕掛人・三十奏の響き(北の大地のまちそだて・ひとそだて請負人―石原由美子(北海道)
ふるさと「太郎吉蔵」の再生・活用の支え人―神部絢子(北海道)
「地域と共に歩む建築士」の夢追い人―筧正明(青森)
「地場産材を活用した」民話の里づくり仕掛人―角田幸四郎(岩手) ほか)
第3章 三十人の生きざまに学ぶ